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大分県内も梅雨入りが発表されましたが、これからの時期に活躍するのがエアコンです。しかしことしは商戦にある異変が起きています。
シーズンのはじめにしておくべき点検の方法と共にお伝えします。
大分市の家電量販店です。
夏場を前にしたこの時期、特に売れ行きを伸ばすのがエアコンです。新型コロナ対策として関心を集める換気や空気清浄機能が付いたタイプに加え、ことしは電気代の値上がりなどを受け省エネタイプも問い合わせが多いと言います。
しかしことしはある異変が…。
◆ヤマダデンキ大分わさだ店 中川知紀副店長
「現状は在庫はあるが、いったん在庫がなくなると納期が2~3週間、長いものでは2か月かかるものもある」
その理由は、中国・上海のロックダウンで物流が停滞したことや半導体の不足。
大手電機メーカーもSNSでこんな呼びかけをしています。
「エアコンの試運転をしておかないと真夏の修理待ちで詰みます。買い替えでも在庫なしで詰みます。買えても設置待ちで詰みます」
早めに動かないと成す術が無くなる…。
危機感を強め消費者に訴えています。
こちらの店でもエアコンの入荷量が例年に比べて3割ほど少なくなっています。
店舗内にはなくても全国から取り寄せるため在庫は十分だということですが、購入を検討している場合は早めに問い合わせて欲しいと話しています。
一方、こちらは大分市にあるエアコンの修理業者です。
使う機会が増えるこれからの時期、まずはきちんと動くかどうかを確かめて欲しいと話します。
その際の2つのポイントを教えてもらいました。
まずは本体のチェックです。
【ポイント1:運転ランプの点滅】
「このランプですね。これは運転しているという意味だが通常は点灯している。異常がある時はこれが点滅する。そこでチェックは出来る」
動いたことを確認するだけでは不十分。
試運転の時間の長さが2つ目のポイントです。
【ポイント2:約30分の試運転】
「不具合を感知してランプが点滅してエラーが出るまでに30分くらいかかるので、約30分を目途に運転してもらいたい」
その際、設定温度を最も低くして吹き出し口全体から冷気が出ているかも確認してほしいということです。
夏場にかけてフル稼働するエアコン。
ことしは気温が例年よりも高めと予想される中、早目の準備でこれからの時期を乗り越えたいものです。
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